2015年12月19日土曜日

賢き選択。米国の教育制度の分岐点

米国の教育制度に関わる超党派の法案が10日、オバマ米大統領による署名を経て法律として成立。
これはテクノロジー業界にとって朗報。
コンピューターサイエンスが算数・数学や英語(国語)と同じくらい重要な科目として位置づけられた。
法律を踏まえて、コンピューターサイエンスを科目として教える学校が全米各地で増える可能性が出てきた。

初等および中等の教育制度を扱うこの新たな「Every Student Succeeds Act(児童生徒が全員成功する教育法)」が定める包括的な科目構成の定義にコンピューターサイエンスが含まれた。
州や地域の行政当局にしてみれば、他の科目と同様に連邦予算が振り分けられる対象になった。

労働市場では技術をもったプログラマーの需要が増えている一方、供給が追いついていないのが現状だ。
コード・ドット・オーグによると、全米でコンピューター関連の求人は60万件超ある。
だが、コンピューターサイエンスの学位を持って就職した人は昨年、わずか3万8175人だった。