2015年9月30日水曜日

胃がんはほぼピロリ菌。除菌で防げる。

 近年の予防医学によって、ピロリ菌を除去すれば胃がんはほぼ防げるということが分かってきている。
 胃炎や胃潰瘍、胃MALT(マルト)リンパ腫という悪性リンパ腫の予防にも効果があるという。
2013年にピロリ菌除菌の保険適用も対象が拡大。がん検査の費用も劇的に下がりつつあり、血液検査などで体への負担も軽減されている。

 アルコールが原因と言われてきた肝臓がんも、今は主に血液感染による肝炎ウイルスが原因で、定期検診による早期発見が重要。
 予防治療の必要性は胃がんに留まらない。
 例えば歯周病は、定期的に歯医者に通っていればほぼ防げるものだが、実践できず高齢で歯がない人は多い。
 他にも、がん保険には入ってもがん検診は受けないなど、予防の意識が低い世間の行動はたくさん見受けられる。

 高齢化社会で医療費負担が大きくなるが、ピロリ菌をはじめ医学の発展によって予防できる病も増えてきた。しっかりと最新の医療知識にアンテナを張り、自分や家族のカラダを守る必要があるだろう。

 進行度などにもよると思うがCTやMRI、超音波エコーによる画像診断なども早期発見に役立つ。まだ高価だが、その価格を大幅に低減させる取り組みをしたい。

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